半ば人ならざりし だが心根は確かに人の其れ

とりあえず　無駄に　転がす　。

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≪水瀬　禮嗣　（みなせ　れいし）≫

暗い紺色の髪、明るい紺の瞳を持つ２５歳の野郎。
本業は宝石細工師、好奇心赴くまま武人（『冒険者』の郷里表現）も兼業する。
また、最も低い位ではあるが郷里信仰の神職資格も所持。
西方訛りを敢えて装うかのような似非臭い口調が常。だが郷里は共通語圏。
多少鈍感な部分があったりする割に、実際は相当の苦労人気質。

誕生時は黒髪の人間だったが、ある出来事により水の半人（半神）となり髪色が暗紺へ変化。
水属性に強い親和力を持ち、それ故に邪気等を帯びて澱んだ水の気に弱い。
それでも敢えて澱む場所に踏み込むと擬似風邪の症状を発する。
酒精一般にもかなり弱く、限界を超えると即爆睡の上半日は動けなくなる。
勿論火属性の強い場所で衰弱状態に陥る事も。でも温泉は平気。半分水場だからか。

修行という名の放浪経験から一通りの家事スキルあり。料理も裁縫も大丈夫。
特に飴玉作りの腕は本業職人レベル。好物の蜂蜜飴も自前で作る。
物の扱いが粗雑な割に繊細複雑な品を作り上げるのは本業の影響か、それとも性格か。

所謂長柄等の取り回し辛い重量武器が不得手であり、鎧甲冑の類も苦手。
強化処理した布を主とした軽装、投擲系の暗器を用いる。
得物は『縄ヒョウ（金偏に票）』と呼ばれる、縄の両端に刃物が付く暗器。
彼の場合は縄の代わりに細い鎖を用い、鞭としての無茶にも耐える性能。

戦闘タイプは機動力を生かした手数勝負型。
縄ヒョウと逆手の峨嵋刺（投げ針兼用）、属性が水に激しく偏った術式が主力。

●術式
彼の郷里にて継承される土着信仰をベースに発展した各種術の体系を指す。
端的に表現すれば『（日本の）言霊信仰＋魔法』のようなもの。
イメージングや律言詠唱等、個々で術式の捉え方が異なる為外見は千差万別。
術式を用いる事を『編む』と表現する。

彼の場合は紋章や古字を彫り込んだ宝石コインが発動用の触媒だったが、
現在は細工無しの原石からでも同調して術式を編み出す事が可能。
更に水属性術式ならば触媒無しでもイメージングのみで瞬時複数発動も可能に。

なお、普通の装飾にしか見えないが、
首飾りの緑柱石：術式全体のバランス・威力を調整する
左耳カフスの日長石：属性同調の悪影響を散らす反触媒
……という働きがある模様。

■マテヲ２からの変遷
マテヲ２時代は黒髪であり、年齢も２０～２１歳。
これは虹の国での精神マテリアライズ化による為で、外見等は精神年齢と記憶が影響。
２０歳前後ではまだ人間だったという記憶が働いている為に黒い髪。

※彼本人は更新開始時点で既に入国（海路でヴァイス到着）していたのだが、
　　肉体から精神を外され中央都市オズに転送、マテリアライズ化。
　　マテリアライズ化の衝撃で本来の年齢や記憶を一時的に忘却したものと思われる。
　　……その間肉体が何処で昏睡していたかは不明。海の中かも知れん。極寒の。




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≪ディエ　（ディエス・イラ・メルクリウス）≫

禮嗣の傍らで生活を共にする猫。人語を解し、口調の限りは雄。
青紫の瞳と二尾が特徴の、銀灰色の毛並みを持つ短毛種。近似種ロシアンブルー。
今回は目付け役として島への旅に同行した。
時に触覚様の器官を備えた銀髪青年の姿に変じる事もあるが、猫も人型も仮の姿でしかない。
淡々とした言動が常だが、禮嗣を超える苦労人気質を垣間見せる事も。
戦闘時はサポート主体。時折食料召喚させられるのが御気に召さない模様。

本当の同行目的は半人である禮嗣の力を人ならざる力にて抑制する、所謂枷を担う為。




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≪キリエ　（キリエ・メルクリウス）≫

最近２人の旅に乱入を果たした黒兎。同じく人語を解し、口調の限りは雌。
ロップイヤー種特有の垂れた耳と背に負う一対の黒翼が特徴。
良く言えば天真爛漫、悪く言えば天井知らずの喧しさで男２人諦めモード。勝てる気しねぇとの事。
時に黒髪ツインテールのエルフ少女に変じる事もあるが、ディエ同様どちらも仮の姿。
戦闘時は主に召喚担当。パイ投げ機だろうがデスクラウドだろうが鼻歌交じりに召喚。
最近は料理依頼での配送担当も。

……良く水霊コミュで余計な事言って禮嗣に投げられてるが気にしちゃいねぇ。